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1日目 : ~ 出発 ~

大阪(伊丹)東京(成田)コロンボ
夜:コロンボ空港着ニゴンボ・ホテルブルー・オーシャニック・ホテル

[ニゴンボ/ブルー・オーシャニック・ホテル泊]


スリランカ1日目写真017:40頃伊丹にバスで着く。チェックインを済ませ、荷物預けのX線機械にスーツケースを通すと、スーツケースを開けられ、ライター2つを没収される。ライターは1人につき1つしか持ってはいけないとのこと。スーツケースの奥深くに入れているライターを探知する機械の性能に驚かされる。テロ対策の為、機内持込荷物とボディーチェックも厳しい。上着も脱いで手荷物用X線を通し、体は、一度探知機を通って警音が鳴ると、ベルトを外して再度通るよう指示される。
JL152便は15分前の8:25に搭乗手続きを開始する。全席スーパーYの快適な機内で、2階の最前列窓側の席である。8:40定刻どおり出発、空路成田へ。

スリランカ1日目写真029:50定刻どおり成田第2の国内線到着ターミナルに到着。自身3度目の成田空港である。1度目は学生時代卒業旅行でスペインに行ったとき、2度目は混乱のフランス・ワールドカップ添乗。旅行会社に入って、ゆっくりと空港を見れる初めての機会だったので、余裕ある乗継ぎ時間を空港探検で過ごそうと決める。スリランカ航空のチェックインカウンターはE 又はF。今日はFカウンターで、入場口に「チェックイン手続き開始は10:50」との案内がでている。10:50にチェックインし、その後空港内空港内無料シャトルバスに乗って5分、第1ターミナルを見に行く。初めて見る第1ターミナルは第2とは雰囲気が全く違い、暗い館内。古きよき時代の金持ちだけが海外旅行をしていた時代を彷彿させた。バスで第2に戻る。
出国手続き。戦争中のせいかイミグレーションも空いている。中に入り、免税店でタバコを買う。日本の空港の免税店についていつも思うのは、どうしてこれほど商売気がないのかということ。成田も関空も他国の空港に比べ、出国手続きから中に入ってからの免税店等の店が少なく、小さい。2時間前のチェックインをして、中に入った旅客は絶対時間を持て余す。その絶好のターゲットがうようよしているにも関わらず、そこに商売が存在しない。このようなスタンスは日本に外国人旅行者が少ない原因のひとつであるように思う。旅行者を楽しませよう、楽しませてお金をもうけようという気概が感じられない。
シャトルでD棟へ行き、シャトルを降りてすぐのフードコートで天ぷらそば(850円)を食べる。関東風の黒いダシのそばが急に懐かしくなり食べたくなったのだが、でてきたのは私が期待していたものとは違う薄いダシのものであった。
D97搭乗口に向かう途中にも食事できるフードコートはたくさんあり、500円くらいでそばやカレーが食べれることに気付き、先ほどの高いそばのことを後悔する。搭乗時刻まで時間の余裕があるので、空港内いたるところにある10分/100円のインターネットで時間をつぶす。 搭乗時刻は12:40の予定であったが、10分前の12:30にはオープンする。マーレーで途中降機して、コロンボまで13時間10分の長~いフライトの始まりである。

乗客率は約50%くらい、モルディブ行きのリゾート気分の客と、コロンボに行く渋めの客が一目でだいたい見分けることができる。
スリランカ航空の機材は使用年数3年以内のものばかりということもあり、機内設備は新しく、きれいである。全席液晶TVがあり、映画・ゲーム・音楽・クレジットカードでの電話が利用できる。シートは少々硬めのように感じる。エコノミークラスの並びは2-4-2。自分の席は窓側をとっていたが、隣にスリランカ人が座って窮屈だったので、飛び出してすぐに席を替わる。

スリランカ1日目写真03予定どおり13:20に離陸、まずスリランカの入国カードが配られる。スリランカの入国カードは日本では入手できない。30分して飲み物とスナックがでる。
「Beer,please.」というと「JapaneseorSrilankan?」、「Srilankan」と言うと、THREE COINSという黒い缶のスリランカ産ビールが出てくる。
東・東南アジアのビールは日本のビールに比べ薄く、水のように飲みやすいものが多いので、その味を想像していたが、麦の香りが強く、アルコールは4.5%で低いがおいしいものであった。2本目に突入すると、いよいよミールが出てくる。スリランカ航空の機内食は、日本食と洋食から選ぶことができる。日本食を選択すると、うなぎ丼にホタテの醤油煮を添えたもので結構おいしかった。

スリランカ1日目写真04長い長い飛行は続く。半年ぶりの海外、それに10時間超のフライトは久しぶりなので、もてあます。マーレー到着の2時間前に明るくなり、2回目のミールが出てくる。チキン・パスタ・サラダ・デザート。あまりおいしくないものであったが、8時くらい何も食べていなかったので腹が減っており、完食する。
しばらくして、飛行機はスリランカの上空を通過する、飛び降りたい気分である。どうしてコロンボ経由マーレーではなく、遠回りのこのルートにするのか苛立ちを感じる。
日本より-4時間のマーレーに定刻どおり現地時刻20:05に到着。待合室と滑走路しかない小さな空港である。マーレーで降りる客は、飛行機から降り、徒歩で建物に入っていく。我々コロンボ行きの旅客は降りることができず、席にそのまま待機する。タバコが吸いたいが吸えない。マーレーの客が全て降りてしばらくして、掃除の係員が乗りこんできて、掃除をはじめる。掃除後、マーレー→コロンボ間の旅客が乗りこんでくる。ヨーロッパ系の人が多く、80%くらいの席が埋まる。東京からマーレー間で席を替わっていた場合は、マーレーに戻ってから元の自分の席に戻った方がよい。マーレーでの滞在時間約1時間で定刻どおり21:05マーレーを飛び立つ。後1時間半ほどの辛抱である。離陸後まもなくサンドイッチとジュースが出てくる。

定刻どおり、スリランカ現地時刻23:30にコロンボ・バンダーラーナーヤカ国際空港に到着。日本とスリランカの時差は-3時間である。駐機場からバスに乗り、小さな空港なのですぐに建物に着く。入ってすぐ入国審査、ターンテーブルで荷物を引取る。順路を進むと両替の銀行が5店ほど並んでおり、「Samerate,Samerate!」と呼込みしている。10,000円を両替し、7,780スリランカルピーになる。最高額紙幣の1,000ルピー札が多いので細かく崩してもらう。両替のエリアを出ると到着ロビー。多くのドライバーが名前を書いたプレートを持って立っており、その中から自分のガイドを探す。左手端の方に自分の名前をひらがなで書いたプレートを持った大柄な男性を見つけた。ガイドの名前はパーリタさん。最終日まで自分に同行する。日本語はあまりうまくない。話していることもわかりにくいし、こちらの大阪弁もむこうにはちょっとわかりにくいようである。
ニッサン・サニーに乗りこみホテルへ。

車は左側通行で日本と同じ。走っている車は日本車が多い。スリランカの車の95%が日本車でトヨタが一番人気があるそうだ。

スリランカ1日目写真0515分ほどで最初の宿泊ホテル、ロイヤル・オーシャニックに到着する。ニゴンボという空港近くのビーチリゾートではランクの高いホテル。夜も遅く、明日からのハードな日程に備え早く寝たいので、荷物を自分で持っていくといったが、ボーイが運んでくれる。エレベータはないので階段を上る。部屋に入ってボーイがミニバー等の説明をしてくれるが、早く出ていってほしい。ボーイはモジモジしながら財布を出し、どこの国のものかわからない紙幣を出して「これは日本のマネーか」と聞いてくる。「違う、知らない」とこたえる。チップをせびっているのだ。自分の主義としては、ちょっとくらいのサービスではりチップを支払わないことにしている。日本にはその習慣がないのだから、彼らにそれをわからせなければならない。「早く出て行け、眠たいねん」とボーイを追い返す。
部屋は広めで木目のシンプルな内装、バルコニーは広めで、木製のビーチベッドがある。日本人レベルで見ると作りはちょっとぼろい。ミニバーの缶ビールを1本飲んで眠る。
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