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5日目 : ~ キャンディ → ヌワラ・エリヤ → ウダ・ワラエ ~

観光スポット紅茶工場、ホテルザ・ティー・ファクトリー・ホテル、センチュリア・ホテル

[エンビリピティヤ/センチュリア・ホテル泊]


5:45起床。シャワーを浴び、6:30から朝食。このホテルのブッフェも洋食は充実している。が、洋食嫌いの自分はあえてエッグ・ホッパー(目玉焼きのとクレープのあいの子のような食べ物)と、ストリング・ホッパーという麺にシーフードカレーをかけて食べる。基本的に外国に行けば、その地のものを食べるというのが主義であるが、その主義は時に無理をしている場合もある。特に中国に2週間行ったときは途中で絶えられないと思ったこともあった。しかし、この国の料理は自分の舌にあう。私だけでなく、だいたいの日本人は好むのではないか?自分は特にシーフードカレーがお気に入りになっていた。
食事を終え、チェックアウト。清算をするが思ったより高い。夕食時のレストランのTHREE COINS の瓶が225ルピー。部屋のミニバーから1本抜いたハイネケンの缶が313ルピー。昨晩への家への電話代は5分ほど話しただけだが1,680ルピー、合計 2,218ルピーを請求され、カードで払う。

7:00ホテルを出る。今日は全行程中で移動時間的に最もきついと思われる日である。当初日本から出発前の予定では、この日の午前ペーラーデニヤ植物園を観てからヌワラ・エリヤ、ウダ・ワラエという行程になっていたが、道路事情から考慮して、絶対無理だろうと思い、昨日のうちに植物園に行って今日の出発を早くしたのだった。
キャンディの渋滞を抜け、車は南下。車窓の景色はまた緑一色となり、山中へと入っていく。2時間も走ると一面茶畑ののどかな風景に包まれていた。セイロン・ティーの本場である。標高1,800mくらいということで、寒い日もあるらしいが、今日は日差しが強く暑い。

スリランカ5日目写真01

スリランカ5日目写真029:30グレンロッチ・ティー・ファクトリーに到着。紅茶の精製工場の見学と、試飲をする。試飲する部屋の壁面には昔の工場の様子の写真が飾られているのだが、先ほど見学した工場の機械、精製の方法が昔からほとんど変わっていないことがわかる。紅茶の等級は上から、シルバーチップス、B.O.P.F 、B.O.P.、O.P.、B.P.で、日本人はB.O.P.F 以上を好むということだ。

30分ほど滞在して、ザ・ティー・ファクトリー(ホテル)のあるカンダポラ方面へ向かう。途中ヌワラ・エリヤの市内を通る。シンハラ語で「ヌワラ」とは「町」を、「エリヤ」とは「日差し」を意味する。イギリスの植民地時代には避暑地として栄えた。市内は今もその面影を残し、競馬場やアジアで最初に造られたというゴルフ場等もあり、町の雰囲気は他の町とは全く違う。

スリランカ5日目写真03市街からまた茶畑の山道に入り、11:30ザ・ティー・ファクトリー(ホテル)到着。一面紅茶畑に囲まれたホテルは、元紅茶工場の建物をホテルに改築したものらしく、外観は、紅茶工場そのままで、銀色の強い日差しに輝く姿は周囲の緑の中に調和している。

スリランカ5日目写真04 館内に入ると、木目のアンティークな内装で、吹き抜けに面して、現在ではめずらしい引き戸のエレベータがある。
1F はロビーと、レストラン、バーである。リゾートとしての設備としては、地下に紅茶畑を見ながらトレーニングできるジムと、サウナがある。ホテルのオプショナルとして、乗馬やバードウォッチング、茶摘体験等も安値で設定されている。
アンティークなエレベータに乗って部屋を見せてもらう。思ったよりもゆっくりゆっくりと登り3階でおりる。
吹き抜けの下を見下ろすと、昔使用していた発電機が見える。

スリランカ5日目写真05 部屋に入ると大きめの窓から見える茶畑の緑が大きいのが印象的。バスルームにも大きな窓がある。このようなノスタルジックな演出の中で英国植民地時代にタイムスリップして過ごす時間というのは、ここ以外では味わえない魅力である。
1F のレストランに行き、昼食。魚・牛肉・チキン等の中からチョイスするコースメニューで、自分もパーリタさんも魚を選ぶ。鯛のソテーに海老フライ。味はかなりよい。食後のデザートはフルーツか水牛のミルクで作ったヨーグルトから選べ、パーリタさんの薦めどおり水牛のヨーグルトにする。味は日本で食べるヨーグルトよりも酸味がなく、マイルドな味。キャラメルソースと合っておいしい。

スリランカ5日目写真06

13:20車に乗り、さらに南のウダ・ワラエ国立公園を目指す。
1時間ほど走ったところ、目前で大型バス同士の衝突事故が起こる。

スリランカ5日目写真07

1台はコロンボから学生を乗せてやってきたバスでこのあたりの山間の道に慣れていないドライバーが運転していたとのこと。ただでさえ細い道を大きなバス2 台に塞がれ、身動きできない状況となる。後ろには次々車が連なり、皆車を降りて観にくるものだから、大勢の人でごった返す。5分後、バイクに乗った警官が到着し、事情聴取が始まる。いったいどれくらいここで足止めを食らうのか、今日はこの後長距離の山間道を抜け、ウダ・ワラエ国立公園でのジープサファリを予定している。焦るがどうすることもできない。

しかしながら、以外にも30分ほどで聴取は終わり、皆でバスを押して動かし、そこを抜け出すことができた。

茶畑を抜ると、そそりたった岩山の美しい風景が広がる。

スリランカ5日目写真08

インドの神話にも出てくるという美しい写真で車を停め写真を撮る。
雄大な風景の中車を進める。くねくねの山道も、周囲にどんどん美しい景色が移り変わっていくので、苦にならない。

平地の道になり、ひたすら走る。
動物が公園から出ないように電流を流しているフェンスが見えはじめ、ウダ・ワラエ国立公園の入口には、17:45到着する。そこで初めて17:00までに入場しなければジープ・サファリができないことを知る。なんとか入らせてもらえるよう交渉するが、受け入れてもらえず、仕方なく明日の早朝に再度来ることにする。

19:00エンビリピティヤという小さな町に入る。日本人はまず来ないだろうと思われる町。センチュリア・ホテルというホテルにチェックインする。予想していたよりも悪くない。コロイナル風で部屋も広く、落ち着ける。今日の宿泊客は自分達の他にドイツ人ファミリーが1 組だけのようである。
スリランカ5日目写真09 スリランカ5日目写真10
19:30から夕食、明日にずれ込んだジープ・サファリにより行程の調整をパーリタさんとする。
明日は5:30ホテルを出発することになった。レストランはもちろんその時間我々2人だけのためには、開けてくれないので、お弁当を依頼する。
4:30に起きなければならないので、22:00早めにベッドに入る。
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