海外旅行体験記 ∼ お客様やスタッフの、現地滞在レポートをご紹介!

イタリア・ヴェネト州満喫の7日間 体験記TOPに戻る

2日目 : ヴェネチア本島散策と『ロミオとジュリエット』の舞台・ヴェローナへ

6時半に起床。梅雨で湿っぽい日本とは違い、すがすがしい朝です。

▲昨日はわからなかったけどシービューのお部屋でした

今日は予備日のため、終日フリータイム!
1日でヴェネチアを効率よく回るには...しばしガイドブックとにらめっこ。
大体のルートを決めた後、朝食会場へ。
ビュッフェは種類が豊富、フルーツも新鮮でGOOD!

▲野菜があればよかったかな~

偶然、成田空港からの参加者の一人Sさんに出会い、初対面ながらすっかり意気投合♪
ヴェローナへ視察に行くと言うので、弊社のツアーで設定している街でもあるし、私もご一緒することにしました。
早速ルート変更、なんとも行き当たりばったり(笑)。
列車の時間に合わせ、13時半にサンタ・ルチア駅で待ち合わせすることにし、ホテル視察をする彼女とはそれまで別行動です。

▲ホテルの外観

Hilton Molino Stuckyはジュデッカ島にあるので、本島のサン・マルコ広場までホテルのシャトルボートを利用します。
シャトルボートは8時~25時まで1時間に2~3本出ていて便利。

▲ホテル前にボート乗り場がある ▲ホテル対岸の様子

いよいよ本島に上陸♪

▲たくさんの観光客でにぎわっている

待ち合わせ時間まで3時間ちょっと、サン・マルコ広場周辺を散策し、憧れのカフェ"Florian(フローリアン)"でタルトを食べて、リアルト橋からヴァポレットで移動、合間にお土産探しができれば十分かしら!?と、いいかげんにルートを決めて散策スタート!
まずは、ガイドブックでチェックしていた、サン・ザッカリア教会近くにあるアンティークビーズのお店へ。
路地に入ると...水路、ゴンドラや生活物資を運ぶ船、中世の面影残る石畳...絵になる風景がそこかしこにあり、改めてヴェネチアにいることを実感。

夢中で写真を撮っていると、アレ、ここはどこー!?
はい、見事に迷ってしまいましたー。
さすが「水の迷宮」...地図を見ても、お土産屋さんのご主人や売店のおじちゃんに道を尋ねてみてもよく分からない...。

▲さまよい中...

あきらめの悪いワタクシ、ぐるぐるグルグル40分程同じような道を歩き続け、ようやくお店に到着。
皆さん、ヴェネチアでは地図はあってないようなもの、ガイドブックに載っていない自分だけのお店を探してやる!くらいの意気込みで挑みましょう(涙)。
お土産屋さんをはしごしながら、サン・マルコ広場へ戻ります。

▲カラフルなグラス類 ▲かわいいピアスは5ユーロ前後で買えちゃいます♪

サン・マルコ広場は、かのナポレオンが「世界でもっとも美しい広場」と讃えた場所。
近年では高潮で水浸しになっている映像をよく目にしますが、世界遺産にも登録されているヴェネチアを象徴する広場です。

▲サン・マルコ寺院と大鐘楼 ▲広場の中は人・人・人...

休憩も兼ねて、カフェ"Florian(フローリアン)"へ。
学生時代にカフェ文化について研究していた私、1720年創業のこのイタリア最古のカフェでお茶をするのが夢だったんです...!

▲ご覧下さい、この厳かな雰囲気を ▲オープンテラス席では生演奏も楽しめます♪

早速オープンテラス席に陣取り、タルトとレモンジュースを注文。
(暑すぎてジュースにしましたが、カフェラテ発祥のカフェですので、皆さん是非カフェラテをご賞味下さい!)

▲タルトとレモンジュース

ゲーテやバイロンといった歴史上の人物に愛されたカフェ、時を越えて自分も同じ場所にいるということに感動を覚えます。 タルトもとっても美味☆
だがしかし!!お会計してみてビックリ、異常に高い!!!
タルトとレモンジュース&サービス料・オープンテラス席代でおいくらだったと思います?
...28ユーロでした(泣)。
日本円で3千円超え。ちーん...。
まぁ「旅の思い出...プライスレス」ってことで、よしとするか、な。


サン・マルコ広場を後にし、リアルト橋へ。

▲"PER"は「~行き」の意味。建物や
路上にこんな標識があり、目印に
▲狭い路地を行く

10分程路地を進むと、賑やかな通りへ出て...。

▲露店が並ぶ ▲もちろん仮面も売ってます!

カナル・グランデ(大運河)にかかる、ヴェネチアで一番有名な橋・リアルト橋に到着です!

▲旅行パンフレットなどにも登場するリアルト橋

この周辺はお土産屋さんが軒を連ね、また魚市場が近いため新鮮な魚介類が食べられるバーカロ(居酒屋)やレストランが集中しているそうで、たくさんの観光客で賑わっていました。

▲カナル・グランデ沿いにもたくさんのレストランが並ぶ

ここからはヴァポレットでサンタ・ルチア駅へ向かいます。
ヴァポレットとは水上バスのことで、ヴェネチア市民の生活の足。
うまく使いこなせるかな!?と若干不安でしたが、私でも簡単に乗ることができました。

サンタ・ルチア駅に無事到着。

▲ヴェネチアの陸の玄関口、サンタ・ルチア駅 ▲駅前の橋上から見たカナル・グランデ

Sさんと合流し、早速切符を購入。
ヴェネチアからヴェローナまでは、ユーロスター・イタリア2等利用で往復40ユーロでした。
券売機で購入することも可能です。
構内を抜けると、すぐにホームが。

▲構内の切符売り場  

日本のように改札はなく、検札は車内で行われます。
電光掲示板で乗車する列車のホームを確認後、ホームへ。

  ▲再度電光掲示板で確認! ▲列車を前にテンションが上がる私たち

日本では当たり前の出発時アナウンスなどございません!
乗り遅れのないよう、余裕を持って列車に乗り込むことをおすすめします。

▲スーツケースは荷物置き場へ ▲2等の車内はこんな感じ。
座席はコンパートメントになっています。

15時20分、サンタ・ルチア駅を出発。
『ロミオとジュリエット』の舞台として有名な街・ヴェローナまでは約1時間10分の道のりです。

⇒ 
▲しばらくは海が見えていましたが...   ▲気が付けば田園風景が広がっていました
⇒  ⇒ 
  ▲こんな風光明媚な景色を通り過ぎ...   ▲ヴェローナ・ポルタ・ヌオバ駅到着!

ヴェローナ・ポルタ・ヌオバ駅からはタクシーで街の中心まで移動しました。
約10分でエルベ広場に到着。
ここから歩いてすぐのところに、ジュリエットのモデルとなった娘が住んでいたと言われる旧カプレーティ家があります。

▲入口はこんな感じ。一度通り過ぎてしまった...!

見上げると...かの有名なバルコニーが!!

▲「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの。」

前庭にはジュリエッタの像もあります。
んん?観光客が並んで像の右胸を触ってる!?
どうやら、右胸に触れると幸せになれるというジンクスがあるらしいのです。
私もばっちりお胸を拝借(笑)。

▲どおりで右胸だけてっかてか! ▲前庭にはたくさんの観光客が

さすが「愛の都」ヴェローナ、壁一面に愛の言葉が書き込まれていました。

▲でも落書きだよね...!?

帰りは徒歩で駅まで戻ることに。
意外にブランドショップやハイセンスなお店が立ち並んでいて、ウィンドウショッピングしながらの街歩きも楽しい♪

▲エルベ広場の様子 ▲高級感漂う通りを歩く

10分程でブラ広場に到着。
ここには、夏には野外オペラが催されるローマ時代の円形劇場・アレーナがあります。
コロッセオに次ぐ規模を誇り、ほぼ完全な形で残っているそう。

▲アレーナの最上階からは市内を一望できる

ブラ広場から駅までは歩いて20分程でした。
17時57分発のユーロスターでヴェネチアに戻ります。

▲ホームにて ▲列車がやって来た

たった1時間30分程の滞在でしたが、ヴェネチアとはまた違った魅力のある街を散策でき、実に有意義な時間でした☆
Sさんに感謝!
今年の5月に『ジュリエットからの手紙』という映画が公開されたこともあり、今注目のヴェローナに1dayトリップに出かけては?


20時20分サンタ・ルチア駅に到着後、ヴァポレットでサン・マルコ広場へ移動。

▲サンタ・ルチア駅をバックに ▲ヴァポレットの中はこんな感じ

20時を過ぎているのにまだまだ明るい。
せっかくだし、ちょっと奮発して有名店で夕食を食べることにしました。
サン・マルコ広場から徒歩約10分のところにある"ANTICO MARTINI(アンティコ・マルティーニ)"というレストランです。
メニューを見てもどんな料理か想像できない感じだったので(笑)、ボーイさんにおすすめを聞き、二人でシェアすることに。

▲まずはワイン! ▲アドリア海の恵み・魚介のサラダ ▲何のパスタか??ですが(笑)くせになる味♪
▲ボーイさんが切り分けてくれた
白身魚とズッキーニのフライ
▲最後にカプチーノ

さすが著名人も訪れる名店、どの料理もとてもおいしかった!
日本人好みのあっさりした味付けが気に入りました☆
ただ、やっぱり高級店なんですねー...しめて一人70ユーロ(日本円で約8,400円)のお支払い。
本日2回目の「旅の思い出...プライスレス」。
お子ちゃまには贅沢な夕食でしたが、おすすめできるレストランです。
できれば少しドレスアップしてお出かけ下さい!

▲レストランの外観

はぁ...長く濃い一日だったな。
明日は丸一日ワークショップ、一抹の不安を胸におやすみなさい...。

イタリア・ヴェネト州満喫の7日間 体験記TOPに戻る